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ネットをご覧の方は、迷子探し掲示板をご覧になった事がおありでしょう。 ネット人口が益々増加している今日ですから、 迷子探しは「掲示板だ!!」と お考えになっても無理はありません。 しかしながら、複数の掲示板に書き込まれる前にしなくてはならない事があります。 ●愛するわが子が行方不明になった場合 1.保健所にご連絡ください 地域により、保護センター・環境センターなど呼び名が違っている場合もありますので、 あらかじめ地区の行政窓口を確認し、写真と共に特徴などを連絡してください。 保健所やセンターは、保護または見かけた人が通報したり、 捕獲されている場合があります。 また、事故で持ち込まれる場合もありますので、 TELだけでなく、とりあえず写真つきの手紙を届け、 後日、作成したポスターを届けます。(届けることは送るよりも効果的です) 受け付け担当者が、同セクションの全ての方に伝えてくださるわけではありません。 電話に出た担当者の名前を必ず聞き、復唱してもらいます。 うるさがられても、日に何度かTELを入れるくらいにすると、 セクション全員の方に気に留めてもらえるようになります。 残念ですが、保健所やセンターは、好意的でない場合が殆どだと思ってください。 必死で探していることを伝えてください。 見つかるまでは諦めずに少なくとも2、3日に一度は連絡を取り、 足を運んでください。 犬は狂犬病予防法により<留置期間を3日>と定めています。 また、首輪の有無ではなく鑑札・予防注射票の有無で捕獲・抑留の対象とされ、 捕獲された犬は、たとえ首輪に連絡先があっても、 それを外して問い合わせをしてくれる自治体は少ないとの事です。 これは、鑑札・予防注射票の無い危険な犬から職員を守るため・・・。 とても残念ではありますが、お役所です。 留置期間わずか3日の間に、何がしかの手違いで殺処分されることもあり得ます。 どうか、ご注意ください。 猫の場合、このような法はありませんが、 犬と同じように扱われているところが殆どです。 2.警察署・派出所にご連絡ください 保護された動物は、遺失物として扱われます。 誰かが保護・届出をしてくださるかもしれません。 受け持ち範囲がありますので、最寄より始め、 隣接する派出所から順次範囲を拡大し、それぞれにポスターを届けてください。 もしも、協力を惜しみ非礼な態度を示すような担当者であれば、 必ず名前を確認し、冷静に「○○さんの対応は、愛玩動物が迷子になった時の警察全体の対応だと解釈させていただきますが、よろしいでしょうか?」 などと、言ってみるのも良いでしょう。 凶悪犯罪を事前に防ぐ警察の立場の認識を新たにしてもらうための手段です。 動物虐待が犯罪予備軍としてクローズアップされている昨今です。 迷子になった貴方の犬・猫がそういう人の手に渡り、 将来の犯罪に繋る事がないようにするためにも、 協力を依頼するという意味を含めましょう。 事と次第によっては、対応の悪さを公表する旨の気迫を伝えれば、 いかに横着な警官であっても、必ず協力してもらえるはずです。 3.地域の動物病院にご連絡ください 病気・怪我などで担ぎこまれるケースがあります。 主治医はもちろんのこと、行方不明になった場所や、ご自宅周辺など、 また少し地域を広げより多くの動物病院に協力をしてもらいます。 後日、ポスターを貼らせて貰うことも一緒に頼んでおきます。 4.清掃局にもご連絡ください 事故に合い・・・このような最悪のケースは誰もが想像したくはありません。 ですが、安心を得るためにも、勇気を出して問い合わせください。 事故に合っていないと解れば、捜索に意欲もわきます! ここまで出来れば次のステップです★ ●捜索ポスターを作る 用紙サイズ A4またはB5サイズが適当です。 ポスティング用とは別に、少し厚めのほうがいいでしょう。 文字 パソコンがない場合、写真スペースを確保してから手書きをします。 写真 特徴が良くわかる写真をなるべく大きく使います。 パソコンがない場合は、コンビニエンスストアのカラーコピーを利用し、 必要サイズに拡大・縮小します。 タイトル 遠目でも目立つように解りやすく、大きな文字を心がけます。 特徴 行方不明になった日時や場所、名前、体重、年齢、毛色、目の色、体重、性別、 首輪の有無、避妊の有無、その他身体的特徴などを記載します。 特に性格は、誰にでも懐く犬・猫は、保護を呼びかける場合もありますが、 多くの場合、怖がっているため、声を掛けられるだけで逃走する事がありますので、 「怖がりの為声を掛けないで、目撃情報をのみをお願いします。」 なども必要であれば、記載します。 枚数 初動人数に応じてポスターが出来た分だけ貼る・・・作る・・・貼る! このようにして、捜索範囲を広げてゆきます。 連絡先 善意の読み手に理解を求め、協力を仰ぐ意味を込めて、 実名・一般加入電話番号を記載することもあります。 但し、イタズラや中傷があることを考えなくてはなりませんので、 仮名・携帯及びPHSの番号のみの記載をする方法もあります。 TEL番号を記憶することは難しいため、 必要に応じてポスターの下段を千切って持ち帰って貰えるような状態に <TEL番号と連絡先名>を作っておく事が必要です。 ●捜索ポスターを貼る 効果がありますから、家族、友人、知り合いなど、総動員で行ってください。 行方不明になった場所や、ご自宅周辺などで人目につきやすい場所、 人通りの多い場所を選んでください。 但し、公共の場所へのポスター貼りは違法になる場合もありますので、 場所によっては了解を得ることも必要です。 迷子捜索の場合、多めに見てくださる事が多いので、 必ず撤去できるよう地図に控えるなどの配慮が必要です。 動物病院、ペットショップなどは協力が得やすいでしょう。 スーパーマーケットやコンビニ、また懇意のお店にもお願いしてください。 店舗内に貼らせてもらう事が無理であっても、 店外や自動販売機なら OKを下さることもあります。 事情を説明し協力を得て下さい。 公園なども人が集まりやすく、また犬連れの人などの目に触れることも大切です。 口コミで広がることもありますので、犬・猫を飼っているお宅、 外飼いの猫のお世話をしていらっしゃるお宅などにも事情を説明して協力を仰ぎます。 見落としがちですが、子供の目に触れる場所を忘れないでください。 子供は動物にとても敏感で、目線が低いことも大人よりも見つけやすくなります。 子供の情報網は、友達間だけでなく家族や兄弟にも繋がります。 子供に頼ることは、とても大切です。 ●捜索チラシを配る 文字通り、チラシ配りです。 こちらは場合によっては、白黒印刷になっても止む終えません。 また、葉書やカードサイズで作成し、その場で捨てられないように、 「知り合いににも見せてください」などと書き添える手段もあります。 駅や人通りの多い所など、曜日、時間を効率よく狙います。 また、広域ポスティングも効果があります。 どちらも人手が必要ですが、新聞の折り込み広告を利用することも選択肢の一つです。 この場合、新聞配達所にポスターを持ち込み、依頼します。 ●地元タウン誌に掲載を依頼します 比較的安い料金で、広範囲の人に見ていただく利点があります。 写真つきの掲載も可能なものもありますので、活用してください。 但し、依頼から配布までに2~3週間が、かかることもありますので、 掲載依頼をするのであれば、早めの手配をお勧めいたします。 ●あなた自身が探します 何より効果があります。 縁の下や、車の下、ご近所の身を潜めやすい所などに隠れているかもしれません。 不安で一杯の犬・猫は、助けを待っています。 大好きな家族の呼びかける声を必ずどこかで懐かしく聞いています。 たとえ姿が見えなくても、優しく名前を呼んで探し続けてください。 姿が確認できればムリに捕まえようとせず、ご飯を置いて戻ります。 犬・猫が安心して食べられるようになれば、自発的に出てくることもありえます。 パニック状態が治まるまで、少し待ってみることも必要です。 ●インターネット『迷子探し掲示板』を利用する ある程度の目安が付いた時点で、行います。 但し、迷子探しは限られた地域限定の捜索になりますので、 迷子掲示板の閲覧者は、本当に限られてしまいまう事を忘れてはなりません。 ネットにだけを頼っては、迷子は見つかりません。 ●ペット探偵を利用する 依頼すればかなりの出費になりますが、 無料で相談にのってもらえるところもありますので、 タウンページなどで地の利に明るい業者を探します。 ■犬の場合 脱走方向が、最初のカギになります。 中型犬の移動距離は、5~10Km/日と言われています。 これは犬種によってかなり差が出てきますので、あくまでも一般論と考えてください。 走り去った方向を重点的にポスター貼り、チラシ配りを行い、情報収集をします。 複数の情報が特定箇所から上がってくれば、 その範囲をさらに重点的に行うなど理論立てて考えることも必要です。 また、犬種特有の性格も、保護・捕獲に影響を及ぼしますので、 経験豊富な愛護団体などに、あらかじめアドバイスを仰ぐことも必要になるでしょう。 メスはオスに比べ行動範囲が小さく、 また老犬は一直線に駆けてゆく特性があるようです。 飼い主さんが落ちつかせ、首輪やリードなどで保護する事が一番ですが、 気が荒くなっていることも考えて、 保護する人の怪我への配慮は怠ることのないよう注意しなくてはなりません。 ■猫の場合 脱走方向が、最初のカギになります。 初めの1週間ほどは、脱走した方向のおよそ200m圏内に、 恐怖からその場を動けず、身を潜めている場合が多いです。 本来、深夜に活動しますので、捜索も夜間が望まれます。 人通りや物音がなくなる深夜は、猫が安心できる時間だとも言えるでしょう。 必ず声を出して名前を呼びかけ、 使っていたトイレの砂や食べなれたご飯を圏内の猫道になりそうな複数箇所に、 夜間から明け方にかけて置くようにします。 ご飯の減り方から場所を絞り込み、姿が確認できるまで繰り返します。 こうして安心させ、懐かせる事が一番ですが、 これらは地域猫を呼び寄せることにもなり、 猫同士の縄張り争いにも繋がる恐れがあることも忘れないでください。 脱走前は抱かれる事が好きな猫であっても、 異常な状態にありますので抱いて帰ることは不可能だと思ってください。 失敗すれば、さらに警戒するようにもなりかねませんので、 洗濯用の大型のネットやキャリーケースなど、あらかじめ準備する事が必要です。 見つける事が出来れば、 使い慣れたキャリーケースに本猫さんの匂いが付いたものを用意し、 ご飯を中において食べさせるように導きます。 うまくいけば、扉を閉めて「おめでとう!」です。 自発を促す保護がどうしてもムリな場合は、捕○器を使う手段もあります。 犬の場合と違い、保護活動をしているボランティアさんなどが 個人でお持ちの場合も多いので、身近の方にぜひとも協力を求めてください。 ■発見・保護したら 怪我の可能性、衰弱の可能性があるため、掛かり付けの獣医さんに走ります。。。 保護までに時間がかかっていれば、元気そうに見えても診察は行ってあげてください。 多頭飼育の場合は、2次感染症も考えておかなければなりません。
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