「被災した猫ちゃんたちのために何かしたい・・・・」
こんな熱い思いを届けてくださったことが 、のレポートをご紹介するきっかけとなりました。
「出来ること」 と 「してもらいたいこと」 のマッチングが難しい【ボランティア】のこと。
うまく稼働させるためのシステムが出来上がっている保護現場・シェルターさんは良いのですが
資金難・人手難・過密保護で混乱している現場では必ずしもそうではありません。
特に3月の震災のようにとてつもなく規模が大きければ
ボランティアを行う側も、ボランティアを受け入れる側も
それぞれが初めてであったり、システムの構築がなされないままの「待ったナシ」も起こりえます。
そのため、早期からボランティアに参加くださった方の中には
今回いただいたレポートのような感想をお持ちでない方も少なからずいらっしゃると思います。
実際、そうしたお声をいただくと・・・・
「動物たちを助けたい」という思いは誰もが同じなはずなのに、
わずかなボタンのかけ違いが残念な結果を生むことに心を痛めていました。
そんな中・・・・ 発災後7か月のころ、そのみさんから
「初めてなのだけれど、被災地でボランティアをしたい」 との お声をいただきました。
この優しいお気持ちを被災し苦労を強いられている子たちのもとに確実に届けるためには
この方の地元の「犬猫を問わずレスキューに経験豊富で、公的機関にもかかわりが深い団体さん」を通じてご参加いただくことが
ボタンのかけ違いを避け、この方の次の活動にお気持ちが繋がるのではないかと考えました。
ボランティアさん募集!!の声だけが、まるで一方通行のようにネット上にあふれる中で
「もしも参加なさった場合、後に続いてくださる方のために
宜しければ、そのみさんの生のお声でシェルターのことを知らせてください。」 と お願いさせていただいたことが
このリポートが作成されるまでの経緯です。
助けを待つ子たちのために多くの保護団体さんが今もボランティアさんを募集されています。
一方で、出来ることがあれば参加したいと思ってくださっている方がいらっしゃいます。
んが、必ずしもそのみさんのようにアクティブに行動できる方ばかりとは限りません。
「どうしたら参加できるのか」「どんなことをすればよいのか」「どこに行けばよいのか」
「足手まといになったらどうしよう」「邪魔にされたらどうしよう」など
ブレーキがかかってしまうお気持ちがあっても不思議ではありません。
そのため・・・・一歩が踏み出せない方のために踏んでいただきたいプロセスのご紹介とともに
実際にボランティア活動をされた「初めてサンの生のお声が欲しい」という私・ナンナの願いと 、
活動を通じて得られた経験をより多くの方に知っていただきたいという 「そのみさんの希望」が此処に一致しました。
沢山のシェルターが作られた被災地です。
公的私的を問わず今も新設を予定されている所が多数あります。
シェルターごとの独自性があるため、
必ずしもそのみさんが経験されたこの度の活動内容が一般的とは言い切れませんが
シェルターボランティアに参加された多くの方の共通する感想が「行って良かった」という事。
「不幸を強いられた子たちのために・・・・・・。」
アクションの原動力は純粋にこの1点だけで良いと思います。
誰かのためではなく、自分のためでもなく。
初めのピュアな気持ちのままに。
被災地ではまだまだ助けを待っている子たちがいます。
未だ保護されていない子たちは言うに及ばずですが
保護された子たちであってもシェルター内のケージ暮らしがほとんどで
お世話する人手も、お世話に必要な物品も、医療に掛かる現金も、
保護するためのシェルターも・・・まだまだ足りないものばかりです。
家族のお迎えが望めない子たちも沢山います。
一時預かりという形でも、急ぎシェルターから出してあげなくてはいけない子もいます。
どんな形であっても良いのです。
不幸を強いられた子たちのために・・・・・・貴方の力を貸してください。
貴方の力が必要なのです。