6 神経を知る・・・脳と血管



生きるために最も重要な 脳。
この臓器は神経細胞で満たされています。

ホメオスターシスを支える神経細胞達がシッカリと働くためには、
彼らが働くために必要としている栄養を隅々まで十分に
送り届けなければなりません。

そのために心臓は・・・脳に血液を送り続け、同時に不要物を回収し続けています。
届けられた血液から「必要なモノを受け取り、不要なモノを血液に戻す」という作業は、
脳の細胞も他の臓器の細胞も同じです。



動脈と静脈の先端は 毛細血管 で繋がっていて、その役割もここで自然に入れ替わっています。

このことは脳に限らず、全身共通です。 
体調と密接な関係があるのでぜひ覚えておいてくださいね☆




◆◆ 栄養や酸素を送り届ける・・・動脈 ◆◆

動脈は脳の奥深く(首から)から脳表面に向かってこれを被うように広がっています。


  脳の栄養源はブドウ(僅かにケトン体も)だけですが、これらを利用すると
  老廃物も出てきます。 このことも他の臓器と変わりはありません。



◆◆ 不要物を回収する・・・・・・・・静脈 ◆◆

静脈は、頭頂から後頭部にある上大脳静脈を中心として脳表面を被うように広がり、
静脈洞から脳の内部に入り、頸静脈から心臓に戻ります。


脳における動脈と静脈は、流れと広がり方こそ異なりますが、
出てくる場所と戻る場所は同じ・・・心臓です。







こんな風に、脳もほかの臓器も変わりなく「同じ血液」を受け取ります。

ですが、すでにご存知のとおり、、
血液には身体が必要とするモノばかりが含まれているわけではありません。

ゴハン、飲み水、空気から取り込む不要な物質=身体にとって「毒」になる物質 も含まれています。
この有害物質によって脳の組織はダメージを受けてしまいます。
もちろん、組織の中心となる神経細胞も例外ではありません。

酸素と栄養を受け取って、ミトコンドリアでこれを利用すれば解毒すべき物質も発生します。


脳は他の臓器よりも重要なため、以下の2つを徹底しなければなりません。

  ・脳にダメージを与えない「より綺麗なモノ」を受け取ること。
  ・不要なモノはできるだけ早く脳から排出すること。


そのために備わっている防御システムのひとつが脳脊髄液です。
簡単にお伝えすれば「リンパ」のような働き♪





次の項では、脳血管と同様、正しいい神経活動のために欠かせない脳脊髄液について、
お話したいと思います。