餌を与えるということ

なぜ、飼う事ができないのに生まれるのでしょう。
すべては望まない出産を、飼い主が野放しにしていた事が原因です。

捨てたり、保健所で殺処分するくらいなら、最初から産ませてはいけません。
今の日本において、不幸な最期を遂げる命をなくすための有効な手段は、
不妊・去勢手術以外に方法はありません。

空腹を耐え凌ぎ、彷徨う子達を見て「可哀想だ」と餌を与えます。
犬・猫を愛するなら当然のことといえるでしょう。
しかし、この事が元になり、確かな飼い主を持たない犬・猫たちが増えてしまいます。

この『過剰繁殖』によって、
本来愛されるべき動物たちが地域から疎まれる対象となります。
あるものは虐待を受け、あるものは悪徳業者の手に渡り、命を落とすことになります。

餌を与えられて生き延びる事が出来たとしても、
外での暮らしは過酷ですから、衰弱した体には絶えず病気が付きまとい、
引いては蔓延にも繋がります。

この結果は殺処分と同じく悲惨なものです。
その場しのぎで餌を与える事が、真の愛とは言えない事を肝に銘じてください。

たとえ餌だけの関わりであっても、一度始めたことなら途中で裏切らないで下さい。
そして、不幸な命が続かないよう、不妊・虚勢手術をしてください。


… 捨てるという行為


不妊・去勢手術の必要性 …