おしっこトラブル


FLUTDとFUSの定義について
尿路尿石症(urolithiasis)とは
尿路尿石症(urolithiasis)・・・犯人は誰だ?!
尿石症の原因・・・犯人はマグネシウムにあらず!
 ・・ストラバイト結石の場合
 ・・蓚酸(シュウサン)結石の場合
尿石症の原因??・・・マグネシウム化合物
 ・・蓚酸カルシウム結石を招く塩化マグネシウム
 ・・ストラバイトを促す酸化マグネシウム
改めて犯人を思う・・・


FLUTDとFUSの定義について


   一般的に、 FUS=尿石症 という定義で、解釈されていますが 厳密には誤りで・・・


   FUSの定義付けは、極めて広く 文献的には

   血尿、排尿困難、頻尿の症状があれば、尿道閉塞の有無にかかわらず 
   <FUS=猫泌尿器症候群-学名 : feline urologic syndrome>

     定義されています。
              泌尿器=腎臓から尿道にかけてを指します。


    図解定義を見る。


   現在の一般的解釈に至る経緯は・・・

   1. 1950年代の後半より 【♂猫に起こりやすい疾患で、排尿困難、尿道閉塞、
      血尿が主な症状であり、
      陰茎の先端に白い砂状物を多く含んだ栓状物が閉塞し、雄猫はしきりに
      排尿姿勢をとり、大声でうめくなど非常に苦しそうな行動をとる。】として
      <FUS・・猫泌尿器症候群-学名 : feline urologic syndrome>が、
      定義とされてきました。

      尿石症とは、腎臓から尿管及び膀胱と尿道にかけて「尿石」が形成される病態を指し
      猫の尿閉症とも呼ばれます。

   2. その後の研究で、この尿道閉塞を除外すれば、血尿や膀胱炎など、♀猫にも
      類似の症状が起こることが判り、 これらを含めた拡大解釈として 
      猫泌尿器症候群:FUS が普及していた経緯があります。

   3. その後、研究が進むにつれ、FUSを広い意味で使うのではなく、猫の血尿および
      排尿障害が、明らかに細菌性膀胱炎、結石症、外傷に起因しているものを除くことが
      一部の研究者の間で提唱されるようになり
      FUS:猫泌尿器症候群 を 特発性の猫下部尿路疾患 に
      限定されている側面もあります。

      しかし、臨床的には FUSもFLUTD いずれも一つの原因によるものばかりではなく
      複数の原因により発症し、その基礎的な原因によって治療法や
      予防法が異なることから、FUSとFLUTDを同義語として使用することを提唱し
      原因追究をすることの必要性が求められても来ました。

   4. 各方面からの研究が進んだことにより、発症の原因が何であるか・・が、より重要になり
      原因に合わせた治療法も開発が進んでいることから、アメリカでは1984年頃より
      FLUTD(もしくはLUTD)として説明されるようになり始めたことで、
      やがては<FUS>という言葉は使用されなくなるなり、特発性FLUTDや
      原因別FLUTDと変化して、さらなる研究が続くとも考えられています。

   <FLUTD・・・猫下部尿路疾患-学名 : feline lower urinary tract disease>
              下部尿路=膀胱から尿道にかけてを指します。

  <FUS=猫泌尿器症候群-学名 : feline urologic syndrome>
              泌尿器=腎臓から尿道にかけてを指します。


尿路尿石症(urolithiasis)とは

 日本獣医師会雑誌(平成14年1月号)の「小動物疾病発生状況(平成11年度)」によると、
   全国34のモニター病院が1年間に診療した小動物約7万頭のうち、
   尿石症の発病率が最も高かったのが 残念ながら <猫> だといわれています。

 腎臓から尿管、膀胱、尿道にかけて尿路に結石ができる病気で、
   慢性化しやすく、膀胱炎や尿道炎を引き起こすとされています。

    また、排尿障害から、腎不全→尿毒症へと移行し、死亡率が高い病気の1つに
    上げられています。

   結石とは、
   尿路内に形成された多量の結晶が固まったものです。 
   ・・・・尿成分による結石、つまり尿石です。
   尿石が停滞する場所により、腎臓結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石とも呼ばれます。

 特に♂猫の場合、♀にくらべ尿道が細く長いことから、結石が詰まりやすく、
   完全閉塞の確立が高くなります。

 症状
   尿に血液が混じる
   オシッコの出が悪い(排尿姿勢を長く取る、少量がポタポタとしか出ない、etc。)
   おチンチンをよく舐める、トイレで泣いてしまう・・
   これらの症状が見られたならば、疑わなくてはなりません。

     尿石の表面が粗くてザラザラであれば、尿路の粘膜を傷付けて炎症を起し、
     腹痛や血尿が出ます。

     尿石が尿道を塞ぐと排尿困難(尿閉)となり、尿毒症で落命する危険が極めて高くなり
     適切な治療を行わず、尿道の閉塞物により全く排尿ができなければ
     48~72時間内に 腎不全となり、尿毒症を起こします。

     尿毒症に至った場合には、透析治療も行われているようですが
     依然、死亡率は高いとされています。

 治療法
   結石を構成する原因物質、結石の確認部位によって、治療法は異なります。

   通常、固体の症状に合わせて・・・
       ・ 食事による尿phのコントール
       ・ 結石の原因物質の形成をコントロール
       ・ フードの質の見直し
       ・ 飲水量の確保と排尿の促進など、日常生活で対応し
         改善出来る部分が多いです。

     早期発見、早期治療、継続的予防が完治の為には必須とされています。
     日頃からの食生活に気を配るだけでなく、もしも疑わしい症状が見られたなら、
     早期に受診し、投薬その他の医療面での適切な治療を受けることは言うまでもありません。


 尿路尿石症(urolithiasis)・・・犯人は誰だ?!

 感染因子
    
    ++細菌++
     まだまだ、未知の部分が多いようです。

     ちなみに・・・
     尿路結石と診断された猫のうちの40%から、ブドウ球菌・大腸菌を確認した。
     カテーテル採尿の場合に、細菌を確認した。
     下位尿路に何らかの炎症を持つ個体の90%が、細菌培養において陰性。
     手術後、尿道の長さが代わることにより、(再発もしくは持続的に尿道閉塞を伴う場合)
     細菌感染を確認。

     などと様々な報告がなされているようですが、読んでいただくとお判りのように、
     研究者間でも意見が交錯しているのが、現状のようです。
     ですが、細菌が尿路疾患に関わっている可能性があることは、なんとなく
     ご想像いただけるとと思います。


    ++ウイルス++
     細胞関連性ヘルペスウイルスの存在が確認されています。
     また、カリシウイルス遺伝子の確認がなされたとの報告もされています。
     
      ・多頭飼育の飼い主さんであれば、お判りだと思いますが・・・
        多頭飼育環境において、尿路尿石症の集団発症はありません。
        専門家の研究結果においても、集団発症は確認されていないようですから、
        ウイルスを感染因子として、飼い主が過敏に反応するこ必要は無いと思います。
      
        但し、体内のウイルスの存在は、検査でも判明出来ないことの方が多い為、
        今の獣医療においては、ウイルス犯人説を否定できるだけの報告もありません。


    ++マイコプラズマ++
      上記よりもさらに未開のようです。


   ● いずれにしても、飼い主さんに有益な原因説には、未だなりえていません。
       けれども、専門家達の研究によって上記のような報告がなされている以上
       免疫学的な部分は排除できないと思われます。
       さらなる研究を期待したいです。



   ● 原因の源を、単にマグネシウムに限ってしまう従来の判断は、
      対症療法に過ぎないのかもしれません。
      治療に頑張る猫ちゃんが慢性化に苦しむのは、そのためかもしれませんね。

   ● 現在治療中の猫ちゃんは、闘病と言う大きなストレスを既に抱えています。
       『潜在的細菌・ウイルスの暴露』がないように、心がけることは間違いなく必要です。
       特に治療中の猫ちゃんは、闘病のみならず、通院のストレスから来るダメージも
       大きいはずですから、<弊害の伴わない安全な免疫力強化>をしてあげてください。
     
    
  物理的原因

    ++去勢++ 
      ♂猫に多く見られるため、去勢問題が取り上げられています。
      早期去勢が原因となる説や、未去勢のオス猫に多く見られるという説もあります。

      また、早期去勢に関して取り組む研究者は、その後の追跡調査において、
      猫下部尿路疾患と早期去勢との因果関係は認められないと
      発表していることもあります。

      一般的には、去勢が直接的な原因になるとは考えにくいとされ
      むしろ術後に何がしかの原因があると考える方が、自然ではないでしょうか?
      手術直後の細菌感染や、その後生活習慣、加齢による免疫力低下など・・。

    ++品種++ 
      アメリカの統計的によると、長毛種の猫ちゃんの割合が比較的多いと言われています。
      長毛種の純血・MIX猫ちゃんは、ぜひとも気をつけてあげてください。

    ++加齢++ (準備中)
      ストラバイトよりも蓚酸結石の子が多くなります。
      また、ストラバイトより移行する子も多いので、注意してあげてください。

    ++肥満++ (準備中)
      肥満は万病の元です。
      単なる食べ過ぎだけではありません、代謝能力そのものが落ちてしまうことにより
      腎機能だけでなく、糖尿病、心疾患に繋がります。
      ふっくらさんは早めの対策をお奨めします。

    ++外傷++ (準備中)
    ++etc++ (準備中)


  ストレス

     猫はストレスに非常に敏感な動物です。 
     ストレスに弱い!といっても良いのではないでしょうか。

     病気の猫ちゃんを抱えていらっしゃる飼い主さんであれば、お気づきだと思いますが
     ストレスは何らかの原因、もしくは原因を刺激するものであることは、間違いないようです。
     FUS治療中の猫ちゃんが、糖尿病など違う病気を併発することも珍しくありません。
     これは、FUSの原因が、必ずしも1つではない事を示していると思います。。

     でも、こればかりは、お医者様でも治せませんね。
     多少のストレスになど負けない体作りをぜひ心がけてください。

     ストレス解消に大量のビタミンCが利用されていることをご存知ですか?
     マグネシウムもストレスには有効なのです・・・。

                                  
++ビタミン++ ++マグネシウム++ も、参考になさってください。

  オシッコ&ウンチ(排泄問題)

    ++猫だから++

    ●砂漠を原種の源にする猫達は、『渇き対して強い』ことから、
      水を飲む事がとても苦手?です。
      これは、少ない水分を体内で濃縮し、繰り返し利用出来る体に
      進化したことによるものです。

    ●飲水量が少なくなると、オシッコの量と回数も減ることになり、
      これは濃い尿が長時間にわたり膀胱内に滞留することを意味します。
      この事が、結石の形成を促進し、FUS・・猫泌尿器症候群
      誘引してしまいます。

    ++水分量++

    ●ドライフードを主食にする猫ちゃんは、缶詰派の猫ちゃんよりも
     体内の水分量が少なくなりがちです。
      この事が、『ドライフードを好む子に尿路結石症が多い』と言われる理由です。
      水分量は誰が見ても一目瞭然ですね・・・ドライフードですから。

    ●一般的キャットフード(ドライタイプを指し、ナチュラルフードを含みません。)は、
      ウェットタイプよりもカロリーが低いものが多いと言われています。
      このため必要なカロリーを取得する為に、フードの摂取量そのものが
      多くなってしまいます。(=水分不足に繋がります。)

    ●また、価格を抑えるためか大豆やとうもろこしといった繊維質の高いものに
     必要不可欠なたんぱく源を安易に(安価に)求めていることもあるため
     肉食の内臓を持つ猫たちにとっては、消化・吸収が悪くなってしまい
     自ずと、必要な栄養素を得る為に、フードの摂取量を求めようとしてしまいます。

     ということは、近頃注目のヘアーボール対策にも問題あり!ですね。
     腸内のヘアボールを排出するために、繊維質がより多く含まれているわけですから・・・。
     良く使われている材料に、ピーナッツのカラがあげられているのは、
     多く方がご存知だと思います。 
     嘔吐、便秘、下痢の猫ちゃんが増えた原因は、ここにもあるようです。
                                    
 ++ご飯の危険++も参考になさってください。

       これらの理由から、猫達は必要に迫られてより多く食べようとする為、
       体内水分量は不足してくる事が、お分かりいただけると思います。

    ●繊維質を多く取ると排泄量が増えるのは、お母さん方の『便秘解消法』と
     同じメカニズムです。
     つまり・・・、沢山の排泄を行うには、ウンチとして体外に放出される水分量が
     増えるということです。

     ただでさえ少ない水分しか保有(飲まないから)できない猫たちが、
     オシッコとともに老廃物や結晶・結石を流さなくてはならない貴重な水分を
     ウンチに利用しなくてはならないということなのです。

    ●その反面、ナチュラルフードの多くが、『便量が減る』と言われています。
      消化吸収率がそれだけ高いと言うことでしょう。
      一般キャットフードからナチュラルフードに切り替え変えた多くのお母さん方が
      経験されることであることは、言うまでもありません。
      ・・・・・匂いも、量もはっきりとちがいます!

      体内水分量の確保にもナチュラルフードは有効です。
                               
 ++危険なご飯++  ++うんちトラブル++も参考になさってください。


      フードのパッケージに<新鮮な飲み水を用意してください。>と記載されているのは、
      単に喉が渇くから・・・と言うメッセージではなく、飲まなければ危険が伴うことを
      示唆していることを、忘れないで下さい。


    ●ドライフードで口腔内疾患を予防する為に、有効とされています。
      「カリッ!ポリッ!ゴックン!」の食感が大好きな子や、
      「カリカリじゃないとイヤ!」という猫ちゃんも多いですね。
      そんな我が子のカリカリを食べる楽しみを奪うのは、辛いです。
      となると、少量の水しか飲んでくれない猫達ですから
      <飲み水の質>にも拘るべきではないでしょうか?
                                
++ピタリゲン++ も参考になさってください。

  オシッコph
    
    尿路結石において一番注目されるのが 『尿ph』です。
    猫の(犬も)尿石症の約70%が
    ストラバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)尿石であるとされています。

     次に多い尿石が、6歳以上の猫ちゃんに目立つと言われる蓚酸カルシウム尿石です。

    ●尿成分の一つであるストラバイトは、尿がph7.0以上になると結晶化されやすくなり、
      その結晶や尿石はph6.6以下で溶解します。

      ・猫の正常な尿のpH値を6.0~6.4としていますが、
       睡眠時のphが6.0前後であれば、腎機能は正常だと言えるのでしょう。
       実際、朝一番、食後、運動後、お昼寝後・・・など、排尿のタイミングによって
       FUSの子も、そうでない子もph値は常時変動する事が解っています。
    
      ・また、健康な猫ちゃんであってもストラバイト結晶、蓚酸カルシウム結晶の
       排出は見られ、排出があるからこそ、健康であるといえるのです。

      ・ストラバイト尿結石と診断された多くの猫ちゃんたちが、
       酸性尿を目指す為に強度に加工された酸性フードを薦められると思います。
       ・・・効果は甚アリ!ですね。

       ですが、果たしてアルカリ尿がすべての原因でしょうか?
       本来、腎臓が正常に機能していれば、結石は出来ないかもしれない・・・。
       腎機能低下が、本来の原因であるとするならば
       腎機能を低下させる原因を取り除く事が、完治への近道だと感じるのです。


     そうなると、アルカリ尿を探る必要がありそうです。
    ●猫の正常な尿のpH値を6.0~6.4なので弱酸性を示しています。
     ところが尿路感染症(膀胱炎など)の症状を示す猫ちゃんは、
     ストラバイト同様、アルカリ尿といわれています。

      ・膀胱炎になると、膀胱内の善玉・悪玉菌の正常な数のバランスが壊れ、
       ウレアーゼ産生菌の繁殖が優位に立ち、アルカリ尿となります。

       従ってストラバイト結晶・・、やがては結石へと進行する事が判っています。
       ウレアーゼ産生菌の中でも結石に大きく関わるものが
       プロテウス菌である事が判っています。

       プロテウス菌は、
++うんちトラブル++ にも関わってくるお話ですが
       もともと体内外に住み着いている善玉菌・悪玉菌のひとつと言われており、
       腐敗肉類・魚類・腐敗水を介して体内に入ってくると、
       下痢や嘔吐を伴うアレルギー様の症状を示す細菌で、
       腐敗菌とも言われています。(食品衛生法指定)
    
       プロテウス菌は、ヘリコバクターピロリ菌(胃潰瘍に関わる細菌)と同様に
       『ウレアーゼ』という酵素に似た物質を産出し、
       この物質が膀胱内の尿素をアルカリ性のアンモニアに変えてしまいます。
         プロテウス菌がアルカリ尿を助長することは、猫のみならず、
         人の尿路感染症、結石症のメカニズムと同じだとされています。

       体内では物質を分解することで、形を変えながら吸収や排泄を行いますが
       ウレアーゼは、この分解の役割を果たしています。

       尿素は、体内において有害物質ですから、分解しなければなりません。
       悪玉プロテウス菌は、腎臓、腸で<尿素をアンモニアと炭酸ガス>に
       分解する作業を担っています。
       
       問題は、活躍するプロテウス菌の量・・、と言うことです。

      つまり、、膀胱炎が事の発端となり、アルカリ尿が起きるわけです。


    ●ストラバイト軽減のために、
     キャットフードはマグネシウムの軽減化を図り、カルシウムを押さえ、
     カリウムを押さえ・・など、あの手この手を使い<尿の酸性化を計る成分の強化>を
     行うことで、ストラバイト発症を押さえる事が可能になった様です。

     しかし一方で、極限まで押さえ込まれたそれらの栄養素が欠乏するために
     新たな問題が起こっても不思議は無いと言う報告もなされています。

     現に、蓚酸結石(酸性尿)に苦しむ猫ちゃんたちが増加し、
     ストラバイト(アルカリ尿)と肩を並べるまでになってきていると指摘する報告もあります。
    
     また、ストラバイト治療として使われるDL-メチオンの乱用を指摘する声も上がっています。


     ・腎機能の改善を行わず、酸性フードを食べ続けると言うことは、
      酸性尿になる蓚酸(シュウサン)結晶や結石を作り出すことに繋がります。

      ストラバイトで苦しむ子が、知らず知らずの内に蓚酸結石になり、
      新しい闘病を始めなければなりません。

      腎機能を改善しなければ、ストラバイトであれ、蓚酸であれ、
      大事な猫ちゃんが、生涯 慢性化の覚悟が必要となってしまうのです。

     ・また、身近なストラバイト療法食に、危険物質の完全無添加や、
      人食材と同レベルの原材料を使用しているとは、明記されていません・・・・。 
      危険物質が含まれていても、生涯食べ続けても大丈夫な微量だそうです。
      (メーカーさんではそう言われていますが、本当でしょうか?信じ難いです・・・。)

      しかし・・・はたして、貴方の猫ちゃんが食べているフードは、
      腎機能低下を防いでくれているのでしょうか?
      生涯、食べ続けても大丈夫・・・??
         病気にならない程度に?死なない程度に?
      生涯、食べ続ける猫ちゃんの<健康の質>を思う時、
      これらをどのように解釈すればいいのでしょうか?  不安は尽きません・・・。



     ちなみに
   ★アルカリ尿から来る<ストラバイト結晶>のある子は、尿pHの酸性化や
    雑菌の繁殖を防ぐ為にも、免疫力を上げるためにも、ビタミンCがとても有効ですが
    酸性尿から来る<シュウ酸カルシウム結晶>のある子は、
    シュウ酸カルシウム結晶の形成を助長してしまいますので、
    必要以上の酸性ビタミンCの摂取は、念のため慎重になさってください。
                                    
 ++ビタミン++  も、参考になさってください。

   ★カルシウム・マグネシウムは体にとって必要なミネラルです。
    結晶の形成が心配のあまり極端に減らすことは、欠乏による新しい疾患を
    招く恐れがありますので、手作りフードをお作りの方は、特にご注意ください。
                                    
++マグネシウム++ も、参考になさってください。

   ★ドライフードは、口腔内疾患を予防する為にも有効といわれていますが、
    本来、猫は咀嚼はしませんので、効果のほどは不明です。
    歯を失った子でも、そうでない子と同じようにドライフードを食べられます。

    ドライフードのみを好んで食べる猫ちゃんは、体内水分が不足しがちですから
    特に良質の水分の補給に配慮していただきたいと思います。
    缶詰は水分量が豊富なこともあり、好んで食べる猫ちゃんに尿路結石が
    少ないとも言われています。
    冬場は水分摂取量も少なくなりがちですから
    予防として<缶詰に切り替える、分量を増やす>なども有効でしょう。

                                     
++ピタリゲン++ も参考になさってください。

  
尿石症の原因・・・犯人はマグネシウムにあらず!

 
 過去において、猫の食事栄養素に含まれる「灰分:ミネラル」が
    FUS・・猫泌尿器症候群を引き起こすと考えられていました。

    しかし近年になり、これが間違いだったと解かり「マグネシウム」が原因と 
    されてきました。

    しかしながら・・・これも正確には間違いで、
    多くの獣医さんも認めてくださるようになって来ています。

  食事に『酸化マグネシウム』を加えると、
    尿がアルカリ性になりストルバイト結晶の形成を助長
     
    『塩化マグネシウム』を加えると、
      尿が酸性化しストルバイト結晶の形成が困難になりますが
    
『塩化マグネシウム』を与え続けると
      『蓚酸(シュウサン)カルシウム結晶に移行することが、
      多くの研究者によって既に判明しています。


      ↑のように、マグネシウム化合物が結晶(結石)に関わることは確かですが
      犯人とは言い切れません。

  結晶が結成されることによって、尿phが異常を示すものではありません。
     健康な猫ちゃんでも結晶は形成されます・・・・。結石にならない尿phなのです。
     つまり、先ず、異常尿phありき・・・なのです。



    とは言え、大事な猫ちゃんが辛い結石に苦しむことを、ないがしろには出来ません。
    敵(結晶→結石)を知ることから始めましょう・・・。
酸化マグネシウム過多
・・・ ストラバイト結晶が形成
(リン酸アンモ(ニウム)マグネシウム:MAP)
・・・ ・アルカリ尿が特徴(酸性尿を目指す)
・成猫(6歳まで)に見られる事が多く
 その多くが薬、食事療法で改善。

   ++ストラバイト結石の場合++

    健康な猫ちゃんでも、昼間、尿がpH8(アルカリ性)になったり、
    ストラバイトの結晶が出ることは珍しくありません
    むしろ、それは正常であり、ストラバイトの結晶が出ても、
    健康な猫ちゃんには結石は出来ません。

    これは、睡眠中に腎臓から酸性の疲労物質(尿酸、乳酸、燐酸、ケトン体)が
    排出されて、結晶が溶けてしまうからです。
    
    つまり、朝一番尿がph5.8前後の酸性であれば、腎機能は正常だと
    判断できるわけです。

    また、食後にアルカリ尿になりやすいことも、ご存知の方が多いと思います。
    おやつを含め、日に何度も食べる機会があれば、食べる回数だけアルカリ尿となり、
    結石の形成を助長してしまいます。
    獣医さんより、食事の内容と回数の指導があるのは、このことを意味しています。

    療法食の食後2,3時間のオシッコは、ph6台(酸性尿)を示すと言われていますが
    療法食でなければ、日に何度もphを変えるオシッコであっても、
    食べることで継続的にアルカリオシッコを余儀なくされては、自然な酸性尿に
    戻るチャンスが減ることになります。

    すでに結石の確認がなされず、治療段階を終え、予防対策をお始めの猫ちゃんは
    早朝と食後(又は運動後)のダブルでのphチェックが有効だとされています。
    両方で問題がなければ、完治!ですね。
    真の完治を目指して腎臓のケアをしてあげてください!

    但し、予防として継続的に療法食を与えることは、酸性のオシッコを
    不自然に強要することですから、危険です。
    指導いただけない獣医さんもいらっしゃるようですので、注意が必要です。
    必ず、療法食は5ヶ月程度の使用を目途に、
    以後は継続食、通常食に戻してください。 短期決戦が必須です!


    ★ ストラバイト療法食は、phバランスを整えるだけでなく、
      飲水を促すようにか 濃い目の味と、嗜好性が高いのが、個人的印象です。
      シッカリと水分を補給して、結晶化する前に排泄する事を目指しているのでしょうか?
                                   ++危険なご飯++ も参考になさってください。

塩化マグネシウム過多
・・・ シュウ酸カルシウム結晶が形成 ・・・ ・酸性尿が特徴(アルカリ尿を目指す)
・7歳以降の猫に多く、治療には
 外科的措置を必要とする。

++蓚酸(シュウサン)結石の場合++

    人の尿石症の多くが、
    カルシウム不足から来る蓚酸カルシウム尿石であると言われています。

    これは、食物から摂取する蓚酸は、本来 カルシウムと結合することで、
    体外に排泄されるのですが
    カルシウムが不足することで蓚酸が小腸で吸収され腎臓に移行します。
      
    そこで役目を終えてやってきたカルシウムと結合し、酸性尿によってさらに助長され
    『蓚酸カルシウム結晶』になってしまいます。     

    猫の場合、多くの子達が 
    『ストラバイト』 → 『蓚酸(シュウサン)カルシウム』 に移行するようです。

    ストラバイトを溶解させる為に、
    尿を酸性化するカルシウム含有量の少ない療法食を不用意に与え続け
    カルシウム不足に気が付かずいると、蓚酸カルシウム結晶は、オシッコとして
    排泄出来なくなる<結石>となり
    外科的措置で取り除く以外に道はなくなってしまいます。
     ・蓚酸カルシウム結石は、食事による尿phの操作や、投薬では治療できません。

    では、蓚酸カルシウム結石の猫ちゃんたち・・・、原因は何なのでしょうか?
     ・結晶の見間違い(ストラバイトと蓚酸カルシウム結晶は顕微鏡で見分けます。)
     ・ストラバイト療法食の与えすぎによるカルシウム不足。
     ・加齢による消化吸収・代謝能力の低下。
     ・栄養障害(カルシウム不足)
     ・別の要因?による腎機能低下    とは、考えられないでしょうか?

    とは言え、慌ててカルシウムのみを補給してはいけません。
    カルシウムを支えるマグネシウムが必要不可欠です。

                                           
++マグネシウム++ も、参考になさってください。







 ★ストラバイトであれ、蓚酸カルシウムであれ、猫ちゃん自信の尿phが結晶を助長すること
   そして、それぞれに<過多となると結晶を助長しやすい物質>が判明しています。
   では、その結晶のもととなる物質とは???
尿石症の原因??・・・マグネシウム化合物

 
マグネシウムは結石の犯人扱いにされていますが、別の犯人の存在が
  朧げながら掴めてきたような気が致します。

  となると・・・・
    ストラバイトを促す<酸化マグネシウム> や、
    蓚酸カルシウム結石を招く<塩化化マグネシウム>について、
    知らずには居られません。
  



マグネシウム化合物
品名 化合物名(英) 化学式 用途
酸化マグネシウム Magnesium oxide MgO 食品添加物・ゴム添加剤・制酸剤
塩化マグネシウム Magnesium Chloride MgCl2・6H2O 食品添加物・凍結防止剤・
防塵剤・塩析剤・透析薬原料
硫酸マグネシウム Magnesium Sulfate MgSO4・nH2O(n=0~7) 医薬品・樹脂塩析剤・製紙・
水溶性苦土肥料・脱水剤・
食品添加物飼料添加物
化粧品原料・試薬・
人工海水・酒造の味向上・染色・
耐火物・発酵助成剤・
ドリンク剤のミネラル源・繊維仕上剤
水酸化マグネシウム Magnesium hydroxide Mg(OH)2 排煙脱硫剤・中和剤・難燃剤
炭酸マグネシウム Magnesium carbonate MgCO3 食品添加物・ゴム増強剤・難燃剤
酢酸マグネシウム Magnesium acetate Mg(CH3COO)2・4H2O 肥料・触媒
硝酸マグネシウム Magnesium nitrate Mg(NO3)2・6H2O 肥料・火工品
軽焼マグネシウム Caustic calcined magnesia powder MgO 肥料・排煙脱硫剤
電融マグネシア Electro fused magnesia MgO 窒素耐火物・セラミックス
ブルーサイト
(水酸化マグネシウム
Brucite Mg(OH)2 肥料
                                                上記が全てではないかもしれません。

 ストラバイトを促す酸化マグネシウム 、 蓚酸カルシウム結石を招く塩化マグネシウ
   両方とも・・・・マグネシウム と言う文字が付いていますが、
   酸化、塩化・・危なそうな?苗字?が付いています。



 マグネシウムと酸化マグネシウム、塩化マグネシウムの関係について説明しますと・・

   ●ナトリウム、カリウム、マグネシウムといった地球上の岩石を構成する鉱物(mineral)が、
     地下水となり、川を経て海に流れ込みます。
     もともと海水に含まれている塩素は、単体で存在出来ないことから
     流れ込んできたmineral元素<ナトリウムイオン(Na+) カリウムイオン(K+) 
     マグネシウムイオン(Mg+)>などと化合し、それぞれの化合物として存在します。

      海水の成分 
        ・塩化ナトリウム(NaCl):77.9%
        ・塩化マグネシウム(MgCl2):9.6%
        ・硫酸マグネシウム(MgSO4):6.1%
        ・硫酸カルシウム(CaSO4):4.0%
        ・塩化カリウム(KCl):2.1%
        ・その他:0.3%

     海中の塩素は、このように塩化物として水に溶解することによって、
     塩化物イオン(Cl-)となり、他の物質(ミネラル元素)と化合する事がないため
     無害になります。

     同様の事が、川の水にも起こります、これがいわゆるミネラルウォーターとなります。

     一方、水道水の塩素が他の有機物と化合して、発癌物質トリハロメタンになるなど、
     危険物質に化合し、ひいては塩素が怖い・・と思う身近な理由だと思います。

     ・純度の高いマグネシウムに科学的にイオン化を
      施して作られた、塩化マグネシウムや酸化マグネシウムは、工業製品として
      多目的に使われています。 

     ・健康器具として知られているミネラルイオン水を作り出す電解整水器は、
      電気エネルギーを用いてマグネシウムをイオン化し、塩化マグネシウムを作り出します。

     ・ミネラルウォーターの硬度は、厳密には、
      含まれているカルシウムイオンとマグネシウムイオンの割合によって分けられるようです。

      硬水が猫にとって危険だと言われているのは、マグネシウムイオンの
      含有量が高い為です。

      硬水だけを取ってみると、マグネシウムイオンが高いので確かに心配ですが
      厳密に言えば、猫ちゃんそれぞれの体の中に、どのタイプのマグネシウム化合物が
      どれだけの量を摂取されているかです。
      時には、硬水ミネラルウォーターを飲ませなければならないことも、ありうると思うのです。


   ★余談ですが・・・
      尿路結石の話に、
      ややこしいイオンを持ち出してでも記述したくなったのには、訳があります。
     
      体に良いとされるミネラルウォーターの持つマイナスイオン、
      森林浴のマイナスイオンで健康になる、
      エアコンや、空気清浄機にもマイナスイオン発生が謳われています。

      健康に不可欠なマイナスイオンであるとすれば、  では、プラスイオンはある?
      体の中でのイオンは、どうなってる??
      これは意外に大事なもののような気がしませんか?
      腎機能と関わりはないのでしょうか?

      全身の免疫力をつかさどるシステムに
      攻撃を仕掛けるイオンがあるとしたら、どうでしょう?
      ・・・・・・大事な猫ちゃんの体内で
            免疫力を下げようとするイオンが・・・存在します。
                    
                ++マグネシウム++ ++活性酸素++ も、参考になさってください。


   まだ、引っかかるものがあります・・・。
   ●1つには、犯人説がまかり通っている『マグネシウム』ですが、
    犯人として判っている2つの化合物を含め 実際には化合物としての
    タイプが色々あること。

   ●そしてそれぞれが、異なる目的にあわせて、使い分けられていること。

   ●上記表にある中で、人食品添加物として認可されている化合物は4つ。
    これがフードの原材料に含まれているマグネシウムだとすれば、
    許可されているとはいえ、安全性に問題は無いのでしょうか?
    (国内で認可されている食品添加物であっても、海外では禁止のものもあります。)

   ●原材料に含まれているマグネシウムが、個々の猫の体に必要量を満たしていない時
    また、添加される化合物が、果たして安全なものかどうかにも思いが至ります。

    国内産の多くのペットフードは、原材料を公開していませんし、公的基準さえありませんから。
    総合栄養食と明記されていないフードにいたっては、より心配が付きまといます。


   大きく脱線しましたが、塩化マグネシウムに戻します。

 蓚酸カルシウム結石を招く塩化マグネシウムについて


 塩化マグネシウム(Mgcl2)は、海水から塩を取り除いた残り・・・
   <にがり>の主成分にあたります。

  にがり成分として、含有量の多い順に、塩化マグネシウム、塩化カリウム3、
  塩化ナトリウム、カルシウム、リン、鉄、亜鉛、マンガン、など。

  ・塩の成分には、塩化ナトリウム(NaCL) 臭化マグネシウム(MgBr2 )臭化カリウム(KBr)
   塩化マグネシウム(Mgcl2・6H2O) 塩化カリウム(KCL) 硫酸マグネシウム(MgSO4・nH2O)
   などがあります。  (精製方法によって異なります。)


   にがりそのものはとても苦く、そのため食卓塩には、この<にがり>が取り除かれています。
   この苦味は、塩化マグネシウムが持つ独特の苦味です。
   豊富なミネラル分が注目されて、にがり成分を含む天然塩がブームとして見直されているのも、
   ミネラルが持つまろやかな味や現代人に不足しているマグネシウム補給の意味からしても、
   当然のことと言えるのでしょう。

   にがりを扱う業者さんや、塩、豆腐を扱う業者さんは、にがりは健康の元!と
   薦めていらっしゃいます。
   日本人の成人における慢性的マグネシウム不足を指摘されてのことだと解釈できます。
   つまりは、にがりに含まれる塩化マグネシウムを<必須ミネラルであるマグネシウム>として
   扱っていらっしゃるからです。  確かにマグネシウムは不足しているのですから必要ですね。


  塩化マグネシウムを含む天然塩は、体に良い!と言われていますが、
   実際の塩化マグネシウムには、いい評判ばかりではないことも事実です。

  主に豆腐の凝固剤として使われる<健康の為に有益>な筈のにがりですが、
  ●塩化マグネシウムが持つ性質として
   食物中の蛋白質と固く結合して、消化・吸収を妨げるとともに、胃や腸の内壁に
   作用して粘膜組識を損傷し、腎臓機能を減弱させ、頭の働きを悪くしてしまいます。

    
  ・体内に貯蔵されているマグネシウムの最も多いところが、骨の中の骨髄部分です。
   ところが骨髄も筋肉も内臓も神経も蛋白質でできている為、塩化マグネシウムの凝固作用で
   徐々に硬化してくのです。

  ●塩化マグネシウムによって、ひとたび硬化すると必要に応じてマグネシウムを
   取り出す事が困難になり、マグネシウム不足になる可能性があるのです。

   ここで、思うことは・・・、人も猫も不足するものは、より多く取り込もうとする事があるということ。
   ・・・ダイエットでリバウンドするのは、不足することを<危険>と察知して
     体が溜め込もうとすることです。
   マグネシウムが不足すると、猫の体はその危険を察知して、取り込んで離そうとしない・・・。
   それが、猫のそれぞれの体にとって必要なのマグネシウムのタイプで無い時、
   もしくは、必要なのに吸収出来ない状態にあったとき、また取り込み方法を誤ることはないのか?
   ・・・マグネシウム起因説:ストラバイト結晶の現出に拘っていると
      腎機能の改善や、慢性的マグネシウム不足からは脱却できないということです。
      慢性化してしまう原因は、意外とこんな所にあるような気がします。

   なぜなら、人の結石の出来る仮定を調べてみると、
   尿中に存在するのは、結石成分になる カルシウム、蓚酸、尿酸などが上げられ
   クエン酸、マグネシウムなどは 結石形成を抑える成分である事がすでに判っています。
   尿の組成バランスが崩れ、尿phがアルカリ性・酸性への傾きがおこり、尿の流れが滞る、など
   マグネシウムの1点以外は、人も猫も原因は共通です。
   同じ哺乳類として、同じマグネシウムの作用が、結果的に正反対であるのは不思議なのです。
   結石が出来るメカニズムは、人も猫もまだはっきりと解明されていない事ですから
   仕方がありませんが。


  ●塩化マグネシウムは、過去において浣腸剤として使われていました。
   刺激が強すぎることから、腸炎を起こす可能性があるようで、
   現在、国内では禁止されています。が、アジアでは今でも浣腸剤に利用されています。

  ●一方、人腎臓病における人口透析溶剤にも塩化マグネシウムは利用されています。

  ●人サプリメント製造においては、マグネシウムと塩化マグネシウムを
   区別している会社があるようです。
   すなわち、【マグネシウム(塩化マグネシウム)】のような記載方法で販売されていたり、
   塩化マグネシウムを【マグネシウム】と表示して販売されている所もありますので
   注意が必要ですね。

  ●国立環境研究所なる所の農薬のデータベースにも、塩化マグネシウムの分子式を
   見つけてしまいました。



  ★ここで、私的空想を交えたお話に、お付き合いください。

   塩成分に含まれる硫酸マグネシウムは、にがりには殆ど含まれないようですが
   塩化マグネシウムと同じように、豆腐の凝固剤や発酵を促す食品添加物として、
   漬物などに利用されています。

   また、問題視?されている添加物<イーストフード>には、塩化マグネシウム、
   硫酸マグネシウムの双方が含まれています。

   硫酸マグネシウムの違った使い方としては、
   飼育用肥料(マグネシウム添加を目的としたサプリメント)やペットフードにも
   添加物として使われ、人医薬品:下剤としても使われています。
   塩化マグネシウムは、前述のように浣腸剤・・・。

   使い方に応じて量の差はあるのでしょうけれど、用途の範囲がこともあろうに
   下剤に浣腸だなんて・・・・。
   にがりがダイエットに用いられているのはご存知の方も多いと思いますが
   下剤に浣腸&ミネラル補給?
   安心して口にできる添加物とは、個人的には信じがたい思いです。(苦笑)

   現に、薬事・食品衛生審議会では、成人の摂取不足に反し、乳幼児の
   マグネシウムの摂取量は基準値の2倍が平均だとされており、マグネシウム化合物からの
   必要以上の摂取には、下痢を伴う可能性を示唆し、ある程度の注意を促しています。
       お腹の弱い猫ちゃんであれば、心配です。

   塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムは共に、食品添加物として認められているものですが
   注意を促す声も多い添加物です。



  ■話を戻して・・・塩は、砂糖と共に腐敗防止の役目も果たします。
   塩がフードに入っていれば、「今日のご飯はサイコー!」と、きっと喜んで
   食べてくれると思います。
   使われている塩が、食卓塩のように塩化マグネシウムを取り除かれていれば、
   過剰になることはないかしれません。

  ・ナチュラルフードは、素材そのものから厳選されていますので、素材に含まれる
   マグネシウム含有量で猫にとっての必要量は、概ね確保されているはずです。
   (個体差による消化吸収能力は別ですが)
   では、添加物として強化されているフードではどうでしょうか?

   にがり成分を取り除かない塩が、貴方の猫ちゃんが好きなフードに入っているかもしれません。
   保存料や旨み成分と名を変えて、含まれているのかもしれません。
   必須ミネラル分として含有されているマグネシウム分に、塩化マグネシウムが
   使われていたらどうでしょう?

   食卓塩を作る際に取り除かれるにがり成分・・・硫酸マグネシウムは牛?に・・・。
   塩化マグネシウムはどこに??・・・・・・・などと考えるのは、間違いでしょうか?

   ちなみに、猫ちゃんの食生活に添加物としての<塩や砂糖は不要>だということは、
   多くのお母さん方もご存知ですよね。



 ストラバイトを促す酸化マグネシウムについて

 多くの酸化マグネシウムは塩化マグネシウムから作られます。

  にがりを含んだ塩は湿気を含みやすい特性があります。
  これは塩化マグネシウムの特性でもあり、炒る、焼くなどを施すと
  塩化マグネシウムは酸化し、難湿性のサラサラした状態・・・、
  すなわち これが、酸化マグネシウムとなります。

  塩化マグネシウム独特の苦味も穏やかとなるため
  <天然塩を焼くと、美味しい塩になる>ことは、ご存知の方も多いと思います。 
  『炒り塩』 『焼き塩』と呼ばれるものがこれに当たります。


  ●酸化マグネシウムも金属マグネシウムから人工的に作る事も出来ます。
   国内では、食品添加物として、食品製造工程における不純物の吸着のみの使用
   限られていましたが
   EU、米国では食品成分として認められていること、
   成人におけるマグネシウム摂取不足、安全性を考慮して
   <平成15年薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会>において、
   炭酸マグネシウムと共に使用基準廃止を認められたようです。
    
   不純物の吸着・・・砂糖精製の脱色工程に不可欠と言われる添加物です。
   上白糖やグラニュー糖を作る時に使われるのでしょうけれど
   先の項の最後に触れた<砂糖>であればどうでしょう?
   ちなみに・・、こうして出来る砂糖は弱アルカリ性の体内phを酸性化させる食品として
   アレルギーやアトピー患者さんからは、敬遠されている食品の1つです。


  ●人医薬品としても幅が広く、制酸剤、緩下剤(またしても・・)、
   尿路蓚酸カルシウム結石発生予防剤や服毒の際の胃洗浄にも利用されています。


   
改めて犯人を思う・・・

  整理してみますと・・

  ・結晶は腎臓で出来ること。(腎機能の低下)

  ・そこに膀胱炎に端を発する<尿ph>が大きく関わっていること。
   (感染症へのかかわり)

  ・猫ちゃんの尿路結石には、
   ストラバイト結晶→ストラバイト結石→蓚酸結晶→蓚酸結石のステップがあること。
   (療法食、投薬などに誤った治療がなされると、移行は促進される。)

  ・ストラバイト結石は、ストラバイト対応の療法食では完治しないこと。
   (もともとの原因は腎機能)

  ・慢性的マグネシウム(やカルシウム等)栄養障害が起こっている可能性が
   否定できないこと。
   (マグネシウム&カルシウムの補強で改善している子がいる事実)

  ・必須ミネラルとして扱われている<マグネシウム化合物>が、
   どうも・・うさんくさい?こと。

  ・微量であっても食品添加物として認められていないマグネシウム化合物をも
   食べている可能性があること。
   (肥料からフードの原材料に混入し、食べている可能性は大きい。)

  ・まさかの農薬?!(追求の必要あり!)

  ・フードへの塩の味付け。             
++ご飯の危険++を参考になさってください

  ・水道水の危険。 (有害物質の混入)

  ・免疫力を落とすイオンの存在  (正常なDNAを傷つけます。) 
   ・・・・・などなど。

  そして、尿路結石のハッキリとした原因は、人の場合も掴めていない事。
  犯人は単独犯にあらず!!です。



 一時的であれ、症状が出なければそれで良いのかもしれません・・・。
  ・・・果たしてそれで良いのでしょうか?

  FUS・・猫泌尿器症候群は、結石だけに留まりません。
  一旦、何がしかの症状が出た猫ちゃんならば、
  FUSを引き起こしやすい体質であることは間違いないでしょう。

  腎機能低下を引き起こす原因を絶たなければ、繰り返す恐れは大いにあり、
  症状は進行してしまいます。
  細菌繁殖による膀胱炎も対処が不可欠です。
  慢性化すれば、当然併発する病気も考えなければなりません。

  8匹の猫ちゃんがいれば、1匹は必ずと言っていいほど尿路結石になるとまで
  言われている とても身近な、そして緩やかに、頑固に進行する怖い病気であることを
  忘れてはなりません。


 猫は、非常にデリケートで、家具の位置が変わっただけでも、緊張してしまいます。
  
  それぞれの性格から感じるストレスや、生活環境は、猫ちゃん自信の努力と、
  ご家族の皆さんの愛情で解消してあげる事は可能ですが、体内に生じるストレスは、
  猫ちゃん自信ではどうすることも出来ません。

  病気になれば、獣医さんが診て下さいます。
  けれども病院にいくことさえ猫ちゃんにとっては辛いものです。
  もしも、口にするものを変えることで、辛い症状を抱えることなく、
  少しでも快適に暮らせるならばどうでしょう?

  病気であれば治療は不可欠です
 
  けれども多くのお母さん方が耳にしていらっしゃる『過剰医療』が、目の前にあるとすれば
  必要以上の薬漬けは、胃腸をも弱くし、さらに弱い体質を導いてしまいます。 
  不用意に続ける療法食も然り・・です。
    
  神様は私達がどんなに我が子を愛していても・・・・猫達と共に暮らす望むだけの時間を
  猫達に与えては下さいません。
  であるならば、より質の高い命を幸せの中で暮らして欲しいと願って止みません。


    FUS・・猫泌尿器症候群については、ここで一旦筆を置きますが
    ++おしっこトラブル++は、続きます。
    すべては愛すべき猫ちゃんたちのために・・・。


                                         
2003.10