***ホメオスターシスのための食物繊維***



第4番目の栄養素:食物繊維の意味


食物繊維はスジにあらず!!!
誰も言ってくれないのなら、言っちゃいます。(^-^)v

 「もっともっと重要視しなくては!!!」




それぞれの個体に合った適量の食物繊維は

     *腸内善玉菌を育て
     *代謝に不可欠なビタミンB1の生合成に役立ちます。
     *消化で発生する有害物質や
     *外部から侵入してきた有害物質(化学物資や毛玉も)を取り込み
       排泄=解毒の促進を行います。

その結果として、ホメオスターシスは引き上げられ→免疫力の賦活に繋がります。


ですが・・・
本来は肉食ですから
植物繊維壁(細胞膜)を分解する酵素:セルラーゼ (Cellulase)が十分ではなく
消化することにおいては苦手なネコさんが多いのです。
  食材はすべて細胞膜で守られているため
  消化のためにはこの壁を壊すそれぞれに合った酵素が必要です。
  その中でも食物繊維の細胞膜は、とりわけ頑丈なため細胞壁と呼ばれます。



見落としがちなことですが・・・
プレバイオティクスの一つである食物繊維には
 不溶性 (水に溶けない)可溶性(水に溶ける)の2種類があり
個体に合った両方の必要量が供給されてこそ、大きな力を発揮します。



おさらいです。
それぞれの個体に合った適量の食物繊維は
     *腸内善玉菌を育て
     *代謝に不可欠なビタミンB1の生合成に役立ちます。
     *消化・代謝で発生する有害物質の排泄や
     *外部から侵入してきた有害物質(化学物資や毛玉も)を取り込み
       排泄=解毒の促進を行います。

 食物繊維が苦手であっても
 栄養を正しく消化・吸収すること、栄養を作り出すこと・・
 さらには解毒作用として無理なく排泄することは、食物繊維が持つ大事な仕事。
 この仕事をこなしてこそ・・・ 結果として、ホメオスターシスは守られるものです。


そのためには・・過剰であれば排除を、不足するなら補充をし
個体差に適した不溶性と可溶性の両方の食物繊維の
量バランスを探すことが、とても大事になります。

 この結果が
 善玉菌の育成環境を整え
         
 善玉菌が腸壁を覆い
        
 時には弱った腸壁を蘇生させ
        
 強い腸壁と善玉菌のベールという2段構えで
 有害物質の取り込みを阻止し、排泄へと導きます。


ほらね♪
肉食獣だから下痢しやすいとか不要とか・・軽視されがちですが
免疫力の要である腸そのものも守ってくれますし
最初に到達する肝臓へのダメージも軽減してくれることになるわけです。
・・・もちろん毛玉も含めてです。


ですから・・・
 肉食であるがために酵素:セルラーゼ (Cellulase)が十分でないことと
 野菜や穀物を排除すべきと言うことは
 決してイコールにはなりません。

 消化できる状態の野菜や穀物を選べば良いことであり
 消化できる量や消化させる手段を探れば良いことです。
 ましてや、穀物に含まれる糖を徹底排除する意味は
 エネルギー変換スピード(代謝経路の違い)においての必要性にも反します。
 特に穀物については・・
      安全性
       栄養価
       アミノ酸コストの悪い穀物(&組み合わせ)を
  排除することとは同列になりません。理由を混同しない方が良いでしょう。

  苦手なら、苦手でないように工夫しなくては
  食物繊維の貴重な力は得ることが出来ません。
  ・・・・果物、海草、野菜、穀物が大好きなネコちゃんは少ないのですから。




可溶性食物繊維=水に溶け、消化ができる食物繊維

 水分に溶けることでゆっくりと腸管にとどまり、善玉菌のご飯になります。

 こうして増えることが出来た善玉菌は、
 腸壁を覆うことで腸管の防御ベールとなり、有害物質の取り込みを抑えます。 

 善玉菌の増加は、アルカリ性に傾きやすいネコさんの腸内を酸性に保ち
 このことが同時に悪玉菌を抑える方向に向かいます。

 また、含んだ水分を逃がさないように頑張ってくれる為
 結果、ウンチは水分をタップリと含んだままツルリと綺麗に出てくれます。

 善玉菌を育てるには、可溶性食物繊維と共に
 腸管水分の確保も大事なことですから
 お水を飲まないネコさん達は、水分摂取ができる方法を探らなければ
 善玉菌も育ちにくい環境にもなりえます。 
          (ここでもお水だぁ〜〜〜><)



 もう一つ・・・
 可溶性食物繊維の得意技として、腸をゆっくりと通過することが
 善玉菌ののんびり楽しい(?)お食事タイムとなり
 結果として、血糖値の急激な上昇を抑えたり
 腸管で発生するアンモニア、窒素、尿素の吸収を食い止める・・・なんて
 喉から手が出てしまう嬉しいプレゼントつきです。


    完熟果物や海草、野菜に含まれ
     代表はペクチン、アルギン酸、難消化性デキストリンなど



  おまけ1
   腸をゆっくりと通過する
        
   緩いお腹が止まる?? と 感じた方は素敵です ♪

   まさしく・・・可溶性食物繊維は水分を含んだ状態で離さない為
   軟便傾向にあるお腹を食い止めることも可能です。
   足りないものは、療法食(?)ではなかったかもしれませんね。


  おまけ2
   腸をゆっくりと通過する
        
   便秘が酷くなるだけと 感じた方はNGです ♪

   便秘は摂取水分不足や、食べる量、
   腸の動きそのものにも原因はあるかもしれませんが
   善玉菌を育てることを抜きに、便秘は治りません。


個体差が大きいお腹のことです。
ならばお腹が望むままに・・・・
可溶性食物繊維で善玉菌を育ててみませんか?





不溶性食物繊維=水に溶けず、消化ができない食物繊維

 水分を含むことでふくらみ、その刺激が腸管を動かすことで
 すばやく通り抜けるために、 有害物質の早い除去が可能になります。


  穀物外皮や未完熟果物に多く含まれ
  代表はセルロース・・・ビートパルプやふすまなど


 早く・強く排泄させることに重点を置いた多くのヘアボール対策フードは
 その目的から不溶性植物繊維の含有量を高く設定されているのですが
 不溶性植物繊維は消化することがほとんど出来ませんから
 個体の許容範囲を超えた場合は、腸壁を傷つけ、便秘や軟便・下痢
 時には血便にまで至るネコさんのケースが多々あります。

 消化出来ない不溶性繊維質の強い刺激も排泄の一つの手段ですが
 腸が本来持っている<動く力と消化能力>の両建てによって
 腸自身の力で毛玉を体外にやんわりと送り出す手段も大事と考えます。



 個体差によっては・・・
 ヘアボール対策フードでなくても、素早く通り抜ける刺激が強い場合もあります。




不溶性と可溶性・・・
両方の食物繊維の異なる働きで、腸が正しく動きさえすれば
胃で取り除くことが出来なかったヘアボールも
血なんて出さずにラクにウンチ排泄が可能です。
ビートパルプやふすまだけに頼ることは卒業しましょう。



どの野菜や果物にも、不溶性と可溶性・・・両方の食物繊維が含まれています。
色々なものをシッカリと食べられるネコちゃんはOKですね。

 野菜や果物が沢山食べられないほとんどのネコちゃんは
  しっかりと加熱された消化できる状態 や
  消化できるまで細胞壁を細かくしたサイズ の
  適量 の穀物 に頼ってみることも必要です。

 穀物=炭水化物(糖+可溶性繊維+不溶性食物繊維)
      + ビタミン + ミネラル + タンパク質 +他の栄養素 が含まれています。

   ・・・お得意とする栄養素がもともと違いますから
     穀物を野菜や果物に置き換えることは出来ません・・・よね。
     残念ながら・・・・・そこはやっぱり、バランスなのです。








お腹のトラブルには、腸内善玉菌をプラスすることも一つの方法ですが
善玉菌と一口に言っても、その種類は豊富で
そのネコちゃんにとって、どの菌 が、どれだけ お腹に定着すればベストバランスかは
個体差によって千差万別・・・デリケートな子ほど探ってみなければなりません。
 ・・・これが善玉菌サプリメントとお腹の相性を選ぶときに重要な鍵を握ります。

善玉菌が明らかに足りない場合や、急ぎ必要な場合などには
アシドフィラス菌をサプリメントで補給する事も、とても大事なことですが
菌たちの生存数バランスを変えることが、予期せぬ刺激になる場合もありますね。

ならば、善玉菌のゴハン(可溶性食物繊維)を用意して
自分達の描く勢力分布図どおり
自由に元気に育ってもらう手段はいかがでしょうか?


食物繊維の仕事とは・・・ウンチ出すことばかりではありません。
腸内細菌のゴハンはオリゴ糖ばかりではありません。

ネコさんの腸内細菌が何を喜ぶか・・・・。
 可溶性と不溶性食物繊維の摂取量を見直してみませんか?




消化酵素の一部である2つの食物繊維も、
腸管免疫を通じてホメオスターシスを守る手段です。





(加筆修正中)




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